マラソラは獣医滝田明日香と空から野生動物保護をすることを目的としています。
密猟や人との衝突など、厳しい環境だけではなく、あらゆる状況での現場対応を可能にしていく必要があります。
活動地域のケニア南西部のマサイマラ保護区では、茂みが深かったり岩壁の悪路もあり
4輪駆動でもアクセスできないところがあります。
空からの目を増やすことによってより効果的な活動が期待できます。
滝田明日香と野生動物の保護を目標とする中、車両ではたどり着けない地形がマサイマラにはあります。例えば茂みが深かったり、岩壁があったりすると車両では密猟の現場や問題の地域にたどり着けなかったりします。密猟者も車がアクセスしづらいところに殺した動物を隠したりするので、車両だけに頼ると動物が死んでいても気づかないで終わってしまうこともあります。
マサイマラとニャクエリの森を行き来するゾウで、最近かなり問題視されているゾウの群があります。その群は、村民の集落や畑を出入りし、作物を食べて畑を荒らしたり、村民が使う井戸など生活に必要なところに来て村民を困らせています。畑を荒らしてしまうと、村民は大切な収入源と主食を失うことになるので、ゾウの群をヤリや毒を使って駆除しようとします。
獣医である滝田明日香がパイロットの免許を取得し、BATHAWKというブッシュで活用される軽飛行機を使って、4輪駆動でアクセスできないエリアを空から観測します。空の目を増やすことによって、車両からは見つからない密猟の現場など問題解決に向けて活用し始めます。
ゾウが村に向かっているか空から観察することによって、村の畑やセンシティブな地域に入る前に察知して事前にレンジャー部隊に連絡をすることが可能になります。また軽飛行機を使って、ゾウが村に入らないように仕掛けることもこれから試していきます。